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執筆者の写真plusrelax

記憶のスケッチ①




#家にいよう とお互いに声を掛け合う毎日。

でも、医療や介護の現場をはじめ、社会のインフラを担ってくださる方、会社が休業しないと出勤せざるをえない方も大勢おられて、本当に胸が痛みます。

プラスリラックスは、執筆以外の仕事がすべてキャンセルになり、暮らしは大変ですが、それでも家に閉じこもることができるのはありがたいことだと考えています。


アートはいま、「不要不急」のジャンルに入るのかもしれません。

でも、必ずまた、あるいは、もっともっと必要になってくるでしょう。

そして、少しでもお家で過ごす時間の気分転換に役立てていただけたらと、インスタグラムで「記憶のスケッチ」(『パレット』15ページの編集長版)をお伝えすることにしました。このブログやFacebook、ツイッターでも公開していきます。


いつかまた、リアルでお会いできる日を待ちながら!


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《記憶のスケッチ①》 デューラー『四人の使徒』 ミュンヘン/アルテ・ピナコテーク

アートへの関心がまだそれほど高く無かった頃、旅先で見た作品。 いまなら、登場人物の持ちものから、それぞれが誰をさすのか察しがつくけれど、でも、それはこの絵の本質にはあまり関係ないかも…(もちろん、デューラーはたいへん深い思索の末に描いているのではありますが)。

宗教画や時代背景の知識がなくても、見る者のアタマをガツンと刺激する迫力が、この絵にはありました。いまもその感慨は変わることなく、新鮮な感動をくれる一枚。


当時私がまず驚いたのはこの構図でした。

掛け軸に馴染む日本人にはあまり違和感がないかもしれませんが、2枚の絵の中に、それぞれ窮屈そうに?並ぶ男たちのただならぬ気配が強く印象に残りました。

つぎに男たちの個性がおのおの際立っていることに気づきました。特に、手前の紅いガウンの男性の、理知的な風情に好印象を抱いたことを覚えています(ようするに、面食いなのでしょうか??)。懐かしいです。

いつかまた、行ける日はやって来る。

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